Category / 西サハラ友の会通信
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EU司法裁判所の判決の概要 ー農産品自由化協定、漁業協定、原産地表示
2024年10月4日、EU裁判制度で最高裁にあたる司法裁判所(Court of Justice)が西サハラに関連する3つの判決を出しました。
いずれも、西サハラはモロッコではなく、したがってモロッコとの協定は西サハラをカバーできないことを明らかにした点で画期的なものとなりました。2024年10月17日 -
西サハラ友の会通信 No. 40(2024年4月分)
2024年4月分のニュースを送ります。モロッコはフランスやスペインからの投資を西サハラに呼び込もうと活発な誘致活動を行っています。スペインではモロッコからの輸入魚・青果の安全性に注目が集まっています。アルジェリアが新たな地域連合の結成に動き出し、モロッコの外交に対抗しようとしています。
2024年10月1日 -
西サハラ友の会通信 No. 39(2024年5月21日)2024年2月・3月分
今号の重要ニュースは、欧州司法裁判所法務官の意見です。判決ではありませんが、判決前に出される法務官の意見は80%が判決に採用されるということなので、重みがあります。
次にモロッコ産果物・野菜の問題が、関税特恵待遇、残留化学物質・農薬の問題が合わさって、スペインのメディアを賑わしています。特に西サハラ産の2024年5月22日 -
西サハラ友の会通信 No. 38(2024年4月17日)2023年12月・2024年1月分
最初のニュース「カタールゲート」は長いので後で読んでいただいてもいいでしょう。カタールゲートの関係者はモロッコゲートの関係者でもあり、
2024年5月20日 -
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西サハラ友の会通信 No. 33
3月は、モロッコの体制が独裁的で、人権を尊重しないということを裏付けるニュースが多く出ました。ジャーナリストに対する攻撃、政治囚の状況、国連の作業部会の判断などです。なにより、モロッコの元人権大臣自身が投獄されている状況はそれを物語って余りあるでしょう。彼の獄中書簡がスペインの新聞に載りました。
2023年9月5日 -
西サハラ友の会通信 No. 32
今回の通信の注目ニュースは、じわじわと進むモロッコの軍備増強です。米国の兵器供与に加え、イスラエル製、中国製、トルコ製のドローンの購入と西サハラにおける実戦での使用が目立つようになっています。イスラエルやその他の国々との防衛分野での協力強化もあります。また、モロッコの人権状況をめぐる欧州議会の批判とそれに対するモロッコの反発が続いています。欧州議会はモロッコによる議員買収のスキャンダルに揺れており、しばらく応酬が続くでしょう。欧州市場で問題となっているモロッコのトマトの一部は西サハラ産ミニトマトです。
2023年8月10日