Category / 国内メディア
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祖国は「恥の壁」の向こうに…日本中を巡ってファトマさんが訴えた「サハラウィ」の窮状(東京新聞)
アフリカ北西部の紛争地域「西サハラ」の現状を伝えるため、難民キャンプで生まれ育ったファトマ・ブラーヒームさん(24)が来日し、10月下旬~11月中旬に全国各地で講演活動を行った。「アフリカ最後の植民地」と呼ばれ、領有を主張するモロッコと独立を目指す組織の対立が続く。難民キャンプでの生活の様子や「砂の壁」で分断された祖国への思いを聞いた。
2023年11月24日 -
西サハラ問題とはなにか(4) “南部モロッコ”とされる占領地
モロッコによる占領地の扱いは、「当地はモロッコ領である」との建前のもとに立つ。西サハラと呼ばれることはなく、単に“南部モロッコ”または“サハラ”と呼ばれていた。
2023年10月26日 -
西サハラ問題とはなにか(3) モロッコの侵攻は緑の行進に隠れてはじまった
国連は、西サハラはモロッコ領ではなく、西サハラ住民の代表はポリサリオ戦線であると結論づけていた。それでも、モロッコは緑の行進で“失地回復”を唱え、スペイン領サハラへの侵略を開始した。
2023年10月12日 -
西サハラの人権侵害知って スウェーデン人活動家が世界一周で訴え
モロッコが実効支配するアフリカ北西部の西サハラでの人権侵害や難民の実態を伝えるため、スウェーデン人の人権活動家2人が自転車で世界を旅している。5月に韓国・釜山から福岡に入り、日本列島を北上。10月中旬まで北海道に滞在予定で、「西サハラの実情を知り、一人一人が声を上げてほしい」と訴えている。
2023年10月7日 -
西サハラ問題とはなにか(2) スペインの密約による侵略から始まった空白の経緯
西サハラ問題の経緯は複雑ではないが、史実のひとつひとつはあまり知られていない。現在までの略史を、要約して解説する
2023年10月3日 -
西サハラ問題とはなにか(1) アフリカ最後の植民地を可視化する
アフリカにはまだ、植民地が残っている。現在西サハラと呼ばれる地域は、アフリカ大陸全体が西欧諸国によって植民地支配されていた時代、スペイン領サハラとされていた。その後、スペインは宗主国としての責任を放棄して撤退。国連は今も、西サハラを「植民地独立付与宣言が適用される地域」としている。なぜ現在も植民地のままなのか?
2023年10月2日 -
西サハラの実情描いた映画「銃か、落書きか」 Youtubeで無料配信
2020年3月14日から開催のイスラーム映画祭5で上映された、アフリカ最後の植民地と言われる西サハラを舞台にした映画『銃か、落書きか』(2016年)が無料公開されています。モロッコによる占領の実情と、西サハラの民サハラーウィの焦燥と葛藤を伝えるドキュメンタリー映画です。
2023年5月27日 -
<西サハラ>ガーリー大統領に面会 日本のモロッコ寄りの姿勢を批判
2023年3月7日、難民キャンプ内の大統領官邸を訪ね、ブラーヒーム・ガーリーRASD大統領と単独面会した。「血のついた資源の略奪にわざわざ貢献」と、日本政府と企業の姿勢を強く批判している。(岩崎有一/アジアプレス)
2023年5月12日 -
西サハラに続く道を走る サハラーウィ難民キャンプで国際マラソン大会
アルジェリア西端の町チンドゥーフ郊外に、西サハラ住民が暮らすサハラーウィ難民キャンプがある。2023年2月28日、この難民キャンプで第23回サハラマラソンが開催された。(岩崎有一・アジアプレス)
2023年3月31日 -
板垣雄三さん「西サハラの世界史的位置を考える−トランプの置土産を眺めつつ」講演録まとまる
2021年3月6日にオンラインセミナーでお話しいただいた東京大学名誉教授の板垣雄三さんの講演録がまとまり、主催者を構成していた科研基盤研究(A)「トランスナショナル時代の人間の『祖国』の関係性をめぐる人文学的、領域横断的研究」のウェブサイトにアップされました。ダウンロードして読むことができます。題目通りスケールの大きな講演であり、西サハラ問題をアフリカや中東がその中に置かれてきた世界史の流れの中で論じ、世界の変革に向けて日本の私たちは西サハラとどう関わっていけばいいのかを語っておられます。
2023年2月4日