難民キャンプ・スポーツセンター建設プロジェクトにご協力を!

ドキュメンタリー映画「アメイダーン・サラーフ:ある民族のマラソン」の主人公
アスリートのアメイダーンさんが訴えます!

難民キャンプにて:女性たちのバレーボール

 モロッコの侵略を逃れた西サハラの人々(サハラーウィ)は、1975年末以来、アルジェリアのチンドゥーフにある難民キャンプに暮らしています。難民キャンプに暮らすサハラーウィは三世代目を迎えています。
 難民キャンプ社会は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や欧州連合(EU)、そして海外のNGOの支援を受けて、半世紀近くを生き延びてきました。もちろん、祖国解放を目指すサハラーウィの強い意志が礎石になっていることは言うまでもありません。
 一方、モロッコに占領された西サハラでは、サハラーウィはさまざまな権利をはく奪されて、二級市民としての暮らしを余儀なくされています。
 占領地の西サハラで生まれ、数々の大会でチャンピオンとなった陸上選手、サラーフ・アメイダーンさんは、2003年、モロッコ選手団の一員としてフランスで行われた大会に出場しました。そして、ゴール直前に西サハラの旗を掲げました。それはモロッコ選手として走ることに苦しんだアメイダーンさんが長年胸に秘めていた思いを表現したものでした。しかし、そのためにフランスに亡命せざるをえませんでした。
 現在フランスに暮らすアメイダーンさんは、同胞の若者たちが、いつの日か西サハラの国旗をつけてスポーツ競技に参加することを夢みています。
 難民キャンプには幼稚園、小中学校、病院、図書室などの公共施設がありますが、スポーツセンターはまだなく、スポーツはもっぱら屋外球技に限られています。しかし、砂漠の中にある難民キャンプでは熱いときは50度前後になり、木もなく陰もありません。砂嵐が吹けばとても運動はできません。
 そこで、アメイダーンさんは、バスク地方(スペイン)の人々の協力を得て、難民キャンプにスポーツセンターを建設するプロジェクトを立ち上げ、建設費を募るキャンペーンを始めました。
 目標額は11万5千ユーロ(約1,400万円)です。
 食料の多くを援助に頼って暮らす人々は、偏った栄養のため、さまざまな健康問題にも直面しています。サハラーウィの若者たちには、厳しい気候、砂嵐などの悪天候に左右されず、思い切りスポーツに励むことのできる空間が必要なのです。
 金額はいくらでも結構ですので、ご支援をいただける場合は、以下の2つの口座のいずれかにお振り込み下さい。ご協力をどうぞよろしくお願い致します。

1)ゆうちょ銀行口座
  名義   ニシサハラトモノカイ
  店名   〇一八(読み:ゼロイチハチ)
  預金種目 普通預金
  口座番号 8866397

 なお、振り込まれた方は、当会へメール等でその旨(スポーツセンター募金)とお振込み金額をご一報下さるよう、お願いいたします。当会のメールアドレス:info@fwsjp.org

2)郵便振替口座
  口座記号番号:00170-9-325146
  口座名称(漢字):西サハラ友の会
  口座名称(カタカナ):ニシサハラトモノカイ

 この場合、通信欄に「スポーツセンター募金」とお書き添え下さい。

注)サーラフ・アメイダーンさんの人生と活動を描いたドキュメンタリー(日本語・英語・アラブ語字幕付き)は以下で見ることができます。
本編は約30分の作品です。日本語訳を終えた冒頭の約10分のみ、こちらでご紹介しています。翻訳を終えしだい、更新いたします。