サハラーウィを支援するモロッコ人アーティスト

サハラーウィの民族自決権を支持するモロッコ人は潜在的にいることはいるようですが、それを公にするモロッコ人は一握りでしかありません。
その一人にアーティストのアブデッラティーフ・ゼラーイディさんがいます(1960‐)。
モロッコの国立美術学校を出て、フランスのディジョン国立美術学校へ留学し、モロッコとフランスの風景画を得意としていました。

しかし近年、モロッコ国王とその独裁体制に対する風刺画を描き始めたためにプレッシャーを受け、アーティスト活動を続けるためにフランス国籍を取得しました(2005年)。
西サハラ問題については自身のFace Book でアミーナートゥ・ハイダルさんに賛辞を寄せるなどしていましたが、今回、サハラーウィ活動家のモロッコ当局から受けた拷問を聞き取り、これを絵図にして支援を寄せています。

拷問体験を語ったのは、占領地の活動家、ムハンマド・ディハーニーさんです。
ディハーニーさんは2010年4月にモロッコ国土保安局の局員により強制連行され、最初の6カ月間をTmara (ラバト近く)という秘密牢、つまり拷問所で過ごします。
その後幾つかの刑務所に入れられて、2015年10月に釈放されました。
けれども拷問が原因した精神的、肉体的な後遺症に苦しみ続け、そこでチュニジアのアムネスティ―と人権団体が支援の手を差し伸べて、去年から治療のためにチュニスに滞在しています。
そして主治医から拷問体験を公に語ることを勧められて、この4月から数本の動画を公表し、その中でモロッコ当局の執行官の名前も挙げています。
ディハーニーさんの暴露の後、モロッコ当局はチュニジア当局に「テロリスト」ディハーニーさんの身柄引き渡しを求めました。
しかし現在までのところ、ディハーニーさんはチュニス滞在を続けることができています。

一方ゼラーイディさんは、2月にディハーニーさんから話を聞いて拷問の世界を描き、これを4月に発表しています。
以下はその一点で、その他はゼラーイディさんのFace Booで4月30日付で見ることができます。https://www.facebook.com/Abdellatif-Zeraidi-51269083479
またFace Book 5月16日付には、モロッコ当局がチュニジア当局に求めた身柄引き渡しに反対の呼びかけがあります。


またFace Book 5月16日付には、モロッコ当局がチュニジア当局に求めた身柄引き渡しに反対の呼びかけがあります。