モロッコとポリサリオ戦線の会談再開

今年12月5、6日にジュネーヴで、モロッコとポリサリオ戦線の会談が行われる予定です。

今年4月の安保理事会で MINURSO の任期が10月末に更新されて後、西サハラ問題担当のケーラー国連事務総長個人特使は、6月に関係諸国そして西サハラの占領地を訪問し、8月には非公開の安保理事会を開催するなど活発な働きを見せていましが、9月28日付でモロッコとポリサリオ戦線そしてアルジェリアとモーリタニアの四者に招請の手紙を宛てました。
これに対しモロッコは今月3日に、ポリサリオ戦線は4日に出席の返答をしました。
アルジェリアとモーリタニアもその後、出席の返答を出しています。

国連主導の元に当事者間の協議が行われるのは、2012年以来のことです。
会議内容は明らかにされていませんが、アルジェリアとモーリタニアがこれまでのようなオブザーバーとしての参加ではないことも含め、今回のセットは直接交渉に入るための予備会談と位置づけられています。

8月20日付けでお伝えしたように、ポリサリオ戦線との直接協議を6年来拒み続けてきたモロッコは、アルジェリアを当事者と名指して対アルジェリア交渉を安保理事会に求めるなど、問題のすり替えと歪曲を試みたものの徒労に終わりました。

モロッコが円卓会議出席を決めた背景には、米国の姿勢が大きく影響しているようですが、この先に始まる予定の和平交渉で米国の支持を得たいモロッコは、今年春に流した「イランの対ポリサリオ武器供与」説を再燃させて、目下トランプ政権に繋がろうと躍起になっています。
米国議会では三名の親モロッコ議員が、この説を根拠に、政府にモロッコの自治案支持を求める議案を出しています。

尚、MINURSO の任期切れとなる今月、安保理事会は西サハラ問題をめぐって、9日、11日、29日と三回開催される予定です。

国連指導の下、今年12月5、6日にジュネーヴで、モロッコとポリサリオ戦線の会談が行われることになりました。

今年4月の安保理事会で MINURSO の任期が10月末に更新されて後、西サハラ問題担当のケーラー国連事務総長個人特使は、6月に関係諸国そして西サハラの占領地を訪問し、8月には非公開の安保理事会を開催するなど活発な働きを見せていましが、9月28日付でモロッコとポリサリオ戦線そしてアルジェリアとモーリタニアの四者に招請の手紙を宛てました。
これに対しモロッコは今月3日に、ポリサリオ戦線は4日に出席の返答をしました。
アルジェリアとモーリタニアもその後これに続いています。

国連主導の元に当事者間の協議が行われるのは、2012年以来のことです。
会議内容は明らかにされていませんが、アルジェリアとモーリタニアがこれまでのようなオブザーバーとしての参加ではないことも含め、今回のセットは直接交渉に入るための予備会談と位置づけられています。

8月20日付でお伝えしたように、ポリサリオ戦線との直接協議を6年来拒み続けてきたモロッコは、アルジェリアを当事者と名指して対アルジェリア交渉を安保理事会に求めるなど、問題のすり替えと歪曲を試みたものの徒労に終わりました。

モロッコが円卓会議出席を決めた背景には、米国の姿勢が大きく影響しているようですが、この先に始まる予定の和平交渉で米国の支持を得たいモロッコは、今年春に流した「イランの対ポリサリオ武器供与」説を再燃させて、目下トランプ政権に繋がろうと躍起になっています。
米国議会では三名の親モロッコ議員が、この説を根拠に、政府にモロッコの自治案支持を求める議案を出しています。

尚、MINURSO の任期切れとなる今月、安保理事会は西サハラ問題をめぐって、9日、11日、29日と三回開催される予定です。