マンジャンさん、二年半ぶりに夫に面会

フランス人クロード・マンジャンさんの夫は被占領地で人権活動を行うサハラ-ウィです。
しかし不当な裁判判決によって、モロッコの刑務所に入れられています。
一方マンジャンさんは2016年6月の面会を最後に、夫と会えなくなっていました。
彼女はその後4回モロッコに赴きましたが、その都度モロッコ飛行場からフランスに強制送還されていたのです。
そこでマンジャンさんは家族の面会という正当な権利を要求して、2018年4月、ハンストに入りました。

これに対し様々な国の様々な団体や個人から、抗議と支援の声が寄せられました。
日本からはフランス大統領に仲介を求める請願書に、有志の方々が賛同の署名をくださいました。
こうした熱意が実を結び、今年1月14日と15日、クロード・マンジャンさんは夫のアスファーリさんに面会することができました。

マンジャンさんは14日にマラケーシュ到着後、かつてのように不当な扱いを受けることもなく、夫が収監されているケニートゥラ刑務所へ赴き、晴れて面会を実現することができたそうです。
二年半ぶりの再会でした。

アスファーリさんは、2010年、グデイム・イジーク抗議キャンプ村がモロッコ当局の武力介入を受けて解体された時の傷害事件の濡れ衣を着せられ、重刑を言い渡されています。
同様に22名の仲間たちが、不当な判決の下に獄中につながれています。

西サハラのモロッコに占領された地域で抗議運動を続ける人々に、地道に支援を続けてゆきたいものです。