SADRはEU・AU閣僚級会議に参加

1月22日、ブリュッセルのEU本部で欧州連合とアフリカ連合の閣僚級会議が開催されました。
2017年11月にアビジャンで開催されたAU・EUサミットに続き、サハラ・アラブ民主共和国SADRはAUメンバー国として、今回も閣僚級会議に出席しました。

二年前にアフリカ連合に加盟したモロッコは、AUのパートナーシップ会議からSADRをボイコットしよはうと躍起になっています。

しかしその試みは、AU原則を遵守するアフリカ諸国の確固とした姿勢の前に、空振りに終わってきました。

今回は開催会場がブリュッセルであっただけに、開催前にはモロッコ・ロビーのボイコットに向けた活動が盛んでした。

さらにSADR参加が確実となった後も、モロッコはSADRの国名札を「西サハラ」と記すよう要求し、実際、EU委員会関係者の中にいるモロッコ出身者たちが会場に入り、既に設置されたSADRの国名札を「西サハラ」と記された別の札と取り換える工作までしたそうです。

しかし一方で欧州連合は、西サハラ水域を含む漁業協定をモロッコと更新しました。

これは欧州司法裁判所が下した裁定に抵触しており、ポリサリオ戦線はこの案件をさらに提訴する構え