<アフリカ開発会議>最後の植民地・西サハラの代表団が来日(3) ウルド・サーレク外相に聞く 岩崎有一

◆日本の発言は効力を持たない
8月30日、第7回アフリカ開発会議(TICAD7)が終わった。西サハラ代表団の初参加はかなったが、彼らの声が聞こえないままの会議だった。サハラ・アラブ民主共和国(RASD)の外相に、話を聞いた。 30日夕刻、まだTICADの余韻を感じる横浜のホテルの一階で、ウルド・サーレク外相を待った。 発言の機会がないままに終わった会議だ。開催前日の会合では苦渋の表情を見せていたとも聞いた。どれだけ憮然とした表情を向けられたとしてもしかたはないと、覚悟していた。 はたして、ホテルのロビーに現れたサーレク外相は、穏やかな表情だった。

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