ガーリーヤさんメッセージ公開/11月7日開催オンラインセミナーより
2020年11月7日に開催のオンラインセミナーでご紹介したメッセージを公開いたします。
ガーリーヤ・ドゥジーミーさん(Ghalia Djimi)
1961年5月、モロッコ南部の町アガディール生まれ。父方の祖母ファティマトゥに育てられ、農業技師の資格を修得。1984年4月、二人の警官が突然家に来て当時55才のファティマトゥを逮捕し、以来彼女は強制失踪者となった。この日の出来事がガーリーア・ドゥジィムミーの人生を決定づけた。
エル=アイウンで占領に対する地下抵抗運動に参加。1987年、職場に公安警察がやって来て、逮捕された。以後1991年に釈放されるまでの3年7カ月、アミーナートゥ・ハイダルをはじめ70人の活動家たち同様に、秘密の監獄に入れられ強制失踪者となった。
西サハラの人権団体「重大な人権侵害被害者のためのサハラーウィ協会(ASVDH: Association Sahraouie des Victimes des Violations Graves des Droits de l’Homme)」の副会長を務め、ジュネーブで開催される国連人権理事会で証言したほか、欧州各地で講演を行っている。
2019年1月には、イタリアのナポリでPrimental Fonseca 賞を受賞した。
2020年9月、占領地の種々の市民団体の参加をえて設立された「モロッコの占領に反対するサハラーウィ組織(ISACOM: Institution Sahraouie Contre l’Occupation Marocaine)」にASVDHも参加している。