サハラーウィ難民キャンプとコロナウイルス
コロナウイルスの問題は、サハラーウィ難民キャンプにも迫り来ています。
先日、スペイン帰りの男性が感染を疑われて、キャンプ内の病院に隔離されて検疫を受けました。
検体はアルジェリアの病院に送られて陰性と判断され、幸いにも現在までのところ他の感染者は出ていません。
一方RASD厚生省をはじめ指導部は、燃料などの生活必需品の配給維持を保証するとともに、難民キャンプと解放区の住民に対し、予防のための数々の措置を発表しました。
・難民キャンプ及び解放区への出入りを封鎖
・各ウイラーヤー間の行き来を大幅制限
・予定されていた行事の取り消し
・保育園や学校、モスクなど公共建造物の閉鎖
・検疫センターを設置。外国からの帰還者はセンターで検疫を受ける
(ソース:SPSサハラ通信)
またRASD厚生省と教育省は、RASD赤新月社、スペイン赤十字社そしてEUの後援で、手洗いキャンペーン動画を作り、拡散しています。
画像の中で手洗いに使われている道具はマグサルという、遊牧民サハラーウィの伝統的な家財道具です。