西サハラ友の会は、西サハラの人びとが平和のうちに暮らし、自分たちの国の未来を自分たちで決めることができるよう、日本を含む国際社会が協力して問題の解決にあたることを呼びかける市民の団体です。2019年6月に設立されました。
友の会に集まった私たちは、職業、世代、住むところもまちまちですが、1975年以来今日までつづく西サハラの現状に心を痛め、人びとの苦しみをこのままにはできないという思いを共有しています。西サハラの紛争は日本に暮らす私たちと無関係ではありません。西サハラを占領するモロッコが不法に輸出している西サハラの天然資源や海産物は、私たちの身近な暮らしの中にもあります。
西サハラの人びとは占領下で、難民キャンプで、あるいは亡命先の国で、祖国の解放を夢見ながら、問題の解決を訴えてきました。国際連合は西サハラがスペイン領であったころからその自立を後押しし、関係者間の対話を仲介し、1991年には、独立か否かを問う住民投票の実施を決めました。国際社会はこの約束をまだ果たすことができないでいます。
西サハラに平和をもたらすために、世界中の市民が声を合わせて訴えていく必要があるでしょう。私たちもその声に加わりたいと思います。ここでみなさんと情報を共有しながら、西サハラの友の輪が広がっていくことを願っています。